カナダ.バンクーバー近郊でケータリングサービスをしています。日々の生活、大好きなスケート、そして子供達の事を綴ります。


by precioushearts
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爽やか 飛騨.高山ラーメンチーム!

日曜日に念願の「飛騨.高山ラーメン」さんの振る舞いラーメンをいただきにいってきました。
ロブソン パブリックマーケット2階のフードコート内にお店を構える飛騨.高山ラーメンさん。
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振る舞いラーメン開始の11時半にはたくさんの方が列をなしてました。
私達はその日出された味噌ラーメン
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塩ラーメン
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醤油ラーメン
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の3種類全ていただきました。
前から言っていたトマトラーメン、そして気になる白ごまラーメンは「coming soon」と言う事でした。


感想はと言うと.........『保留』

まずラーメン激戦区の中でお金を払ってわざわざ高山ラーメンさんを選ぶかと言うと正直厳しいかもしれません。
なんと言うか高山ラーメンでしか食べられない特別な味というものを感じませんでした。
そして塩加減が色々な方から言われているようですが、私達が感じたのはとんがった塩味というものを感じました。
塩加減ではなく塩の種類でがらっと印象が変わるのではないでしょうか。
またスープの味の深みが感じられませんでした。
若い方には正直物足りないかも。
麺は私が作っているものとは全く違っていました。さらさらしてます。
でもつるつると言う感じではありません。うーん、さらさらでした。
ただ麺の色がすごく色が黄色かったのはたまご麺なのでしょうか?
もしくはかんすいの入れている分量の関係なのでしょうか?
もう少し透明度がある麺の方がラーメンには合うと思うのですが。


が、敢えて私がいいたのはまだまだ未知数の味だと思うので、今すぐにジャッジはしたくないなぁと思ってます。
味の深みに関しては人工着色料でなれてしまった私達の舌の方が間違っているような気がします。
そして熱い情熱を持って、ラーメンを食べる人達の事を大切に思っている、元肉屋のおじさんの心意気は同じ食に携わる人として尊敬します。
基本的な事だけど、これが一番難しいのです。


そして今回私がジャッジを下したくない、もう一度食べてから決めたいと思った一番の理由は、キッチンで働く皆さんがとても素敵だったからです。
キッチンヘルパーとして働いていた若い子達はきっとキッチンで働く経験が沢山ある訳ではないでしょう。
少しぎこちない手つきや、お客さんをお待たせしている事にとても焦っている様子が、初々しく「頑張ってるなぁー」と微笑ましく見ていました。
麺を茹でていた男の子は明らかに慌てていて、でも周りの皆さんが

「大丈夫だよ。慌てないで」

と声をかけられていました。
一生懸命麺を茹でている彼には『ひたむき賞』を贈りたいぐらいです。


私も色々なキッチンで働いてきました。
お昼時の慌ただしさは時として殺人的です。
店の外まで並んだお客さんの視線を感じながら、厨房にはオーダー表が所狭しと張られ、調理する熱気と人の熱気で息苦しいほどです。
キッチンの中はとても狭いんです。
でもその中でたくさんの人が動き、お互いに声かけをする時もパニックで声がうわずってしまう事もあります。

「どう考えてもこんなにたくさんの注文はさばけない、無理だよ」

と泣きそうになる事はしょっちゅうです。
でも全ての方の注文をすませ、その方達が笑顔で「ごちそうさま」なんて声を掛けて店を出て行かれる時は、心がいっぱいになります。
洗い場に山のように積まれた洗い物をしながら、店の中の後片付けをしながら、

「こうすればもっと効率よくできる。」
「こういう風にするとあの人がもっと動きやすなるんじゃないのかな?」
「あの人がやっていたあれを私も明日からやってみよう」

などと自分の中で反省会をする時、すごく充実しています。
そしてきれいになった店を出て、家に帰る時は達成感をものすごく感じます。

「今日もいっぱい働いたー。明日も頑張るぞー」

と思います。
毎日同じような料理を作り、同じように働いていても、毎日全く違ったドラマがキッチンには起こります。
その日によって売れる料理も違いますし、メンバーが違う事で各自の動きも違ってきますし。


狭いキッチンの中で、みんなが効率よく動き、自分のするべき事に集中して働くために一番大切な事はみんながお互いを尊重し、優しい気持ちを持っている事です。
もちろん「早く動いてよ!」「何で今そう言う事をするの?」「邪魔!」なんて思ってしまう事はあります。
それぞれみんな経験も違えば、持ち場によって今何をしないといけないか考えるポイントが違う事もありますし、この仕事の向き不向きもあります。


でも狭いキッチンの中で慌ただしい中で、実際相手に対して不満を口に出したり、相手をなじるような事を言ってしまうと、人間関係がとても難しくなるのです。
もちろん職人さんの世界ではこういう方法もありでしょう。
そうやって食の頂点に上り詰めてやるぞと野心があり、やる気も根性もある人達の集団でしょうから。
でも忙しいキッチンの中で働く事にあまり経験のないアルバイトに頼っているキッチンではみんなが気持ち良く働けるように、上の方が声をかける事はとても大切なのです。そしてその優しい心使いをもらった子達が、自分がしてもらった事を新人さんにもやってあげる。
それでいいのです。でもこれが実は一番難しい。


飛騨.高山ラーメンさんには優しい気持ちをたくさん感じさせてもらいました。
こだわりのある店長さんとみんなで気持ち良く働こうとしている従業員の方達。
できたばかりで、まだまだぎこちないけど、またここにきたいと思わせてくれるような爽やかなチームでした。
私はお店が落ち着き、高山ラーメンさんが出したい味をお店でも出せるようになり、皆さんにチームワークが生まれた頃もう一度食べに行きたいなぁと思っています。
あの麺を茹でていた男の子の成長ぶりも楽しみにして。

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by precioushearts | 2011-01-19 02:28 | 食べ物