私の理性をぶっ飛ばした我が家の怪獣達
2010年 01月 27日
その日は朝から次女と末っ子に
『おもちゃを片付けなさい』『靴は脱いだら揃えなさい』
『ジャケットは脱ぎっぱなしにせずベットルームに片付けなさい』
『椅子から降りたらイスを入れなさい』
もう嫌になる位何度も何度も言ってました。
行く先々で二人のおもちゃや脱ぎ散らかした服や靴下を見かけ、掃除をしたばかりの床には粘度の小さいくずくずが散乱し..........。
そして事件は起こりました。
そのとき私は長女の算数を見ながら試作品のケーキを作っていました。毎日毎日同じ事を教えているのに繰り上がる足し算がどうしても分からない長女。
学校でやっているようにこうやってやるんだよと説明しても
「だって学校でやる時はブロックの絵を書いてやるんだもの。これではブロック書けないからわかんなーい」
リビングでは次女を末っ子が喧嘩を始め、二人の周りにはやっぱりおもちゃが散乱。
ケーキを早く仕上げて夕食の支度を始めないとオットも帰ってくるのに子供達の喧嘩の仲裁や要求に振り回されて、思うようにテキパキと用事を済ませられないいらだち。
そして洗濯ルームに行くと、ぐちゃぐちゃに脱ぎ捨てられた洋服、バックパックも放り投げられたまま、開けっ放しの洗面所のドア、トイレのドアも明けっ放し、トイレの便座の蓋も開けっ放し、電気もつけっ放し。その上あろう事かトイレも流してませんでした。
その瞬間私の中で理性がぶっ飛んで、子供達に切れてしまいました。
『もう、あんた達の顔を見たくない。3人で出て行って好きなように色々とさせてくれるお家を探しなさい!』
3人とも「やだー。ごめんなさい、ママ」。
でももう私の理性は元に戻りません。
『じゃぁ、あんた達が出て行かないのならママがいなくなる。』
と言って寝室に鍵をかけてこもりました。心の中は煮えたぎってます。
下の二人がドアの周りでくすくす笑いながらドアを誰が開けるか押し合いながらじゃれているのが聞こえました。長女はかなりヤバいと言う事が分かっているのでひたすら謝っていました。
そしてしばらくすると紙のこすれる音がして手紙がドアの隙間から差し込まれました。

これを読んで胸キュン。
そうだよね、長女が算数が苦手なのはしょうがない事、これから頑張ればいい事だし、彼女はちゃんと私に言われた事は守ろうとしているもんなぁ。
って言うか諸悪の根源は下の二人だしな。
と思い、寝室から出て長女に謝りました。そして彼女と仲直りして、長女は私が寝室にこもっている間に頑張って算数のドリルをすませたようでそれの答え合わせをしながら私の心も穏やかになりました。
そして急いで夕食の用意を......と思ってキッチンに来ると、小分け袋のアンパンマンふりかけがあいていました。
ん?
と思いながらもそれを捨てようとしたら、ゴミ箱の中にはさらに2〜3袋のふりかけが開けられていました。
またしても下二人のいたずらです。
私がいないのをいい事にふりかけを食べていたのです。それも小分け袋の物はお弁当にご飯を持って行きたいけどお友達に恥ずかしいという長女や次女のためにわざわざ日本から送ってもらったものなのです。
(これがあると恥ずかしさがましになるそうなんです)
そして二人を見るとソファーの上でクッションに隠れながらニヤニヤしてこっちを見ていました。
もう私の中の猛獣は止まりません。
『出て行きなさい!』
二人を外に出し、ジャケットと靴も一緒に外に投げ捨てました。
自分でもこの状態をどうやって納めたらいいのか分からない位、理性はぶっ飛んでいました。
幸いそのすぐあとにオットが帰ってきて、二人にママに謝るように促してくれたので話は丸くおさまりました。
(でも私の怒りはおさまってませんでしたが.....ま、しょうがない)
で、怪獣達はその後ちゃんと私に小言を言われる事無く良い子にしていたかと言うと、
いいえ、
相変わらず喧嘩はするし、おもちゃは散らかすし、ドアは開けっ放すし、電気もつけっ放しです。
でも一気に怒ってガスが抜けたのかいつものように小言をいいながらやってます。
はー、いつになったら穏やかな心で日々を過ごせるのかなぁ?

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