スケートアメリカ観戦記5〜エキシビジョン&帰り
2010年 11月 25日
みなさま、裏メニューを作らずにブログを更新する事をお許しください。
ごめんなさーい。
だって今しかないの。今週も気がついたら予定もりもり。
あれ?のんびり週間のはずだったのに?
いよいよスケートアメリカ観戦記も最後。
エキシビジョンのお話。と言っても日本人選手を中心にかいつまんでですが。
エキシビジョンは前半と後半に分かれていて、前半は織田君、村上大介君が滑ってくれました。
織田君の今季のエキシプロ見ました?
なかなかいいですよね。
殿、意外に踊れるのね。
織田君はすごく器用な選手だと思うのです。
男子選手の中にしては柔軟性もありますし。
そんな彼だからこそできる技満載の今季のエキシプロ。
でもやっぱりはじけっぷりが足りない。
恥ずかしがっていてはダメ。No ムーミン。
オリンピックの時に通っていたという日本食レストランの女将さんから織田君のお話聞きましたよ。
織田君ってやっぱり関西人て感じ。すごーくおもしろい。
って。
さすが関西人、いついかなる時も笑いのタイミングを外しません。
その関西人全開のキャラではじけ、世界に関西パワーを見せつけてください。
本当だったら観客席でカメラ向けられた時に何かしないといけなかったんじゃないの?
いついかなる時も関西人の誇りを忘れないでください!
頼むよ、殿。
村上大介君、やっぱり実力的にはこれからの選手なのですが、海外を拠点に練習をしているだけあって、お客さんへのアピールするのが上手。
手拍子をおねだりする村上君。
なかなかの度胸くん。もちろん盛り上げまっせー。
ただ衣装が.......。
Tシャツとズボンって、街歩いてるアメリカンと変わらないから。
あと指先のない手袋はダサイから。
えっ?ダサイなんて言ってる私がダサイって?
失礼しやしたー。
1部のトリはレイチェル.フラット選手。
やっぱ自国の選手だったし、演技も良かったしね。
しかしエキシプロはイケてない。
流行りの歌にのせての演技って最近多いと思うのですが、なんだか退屈に感じます。
きれいだなーとは思うんだけど、あまり印象に残ってないんです。
が、そこで抜群のインパクトがあったのが村上佳菜子ちゃんの演技。

2部のラスト3番目で登場。
実は私彼女の演技をアイスショーの動画で見た時、全く良く思わなかったのです。
16歳ぐらいの子がしな作ってもねぇ
なんて思いながら見ました。
が、実際生で見るとすごく良かったんです。
インパクトのある歌だし、それほどいやらしくも見えず、ぐっと引き込まれるのです。
また佳菜子ちゃんがタンバリンを叩く音も動画で見るよりもずっとよく聞こえて、演技がぴりりとしまるのです。
音が会場をすっぽり包み込み、彼女の演技に見入ってしまうのです。
いやーびっくりです。
なかなかやるなぁ、16歳。
フリーの順位がレイチェルフラットと微妙な感じだったので、会場はどういう風に佳菜子ちゃんを見てるのかな?と思ったのですが、とても好意的でした。
隣のオタクもいたく気に入ったようですし。
私の嫌いなポエムチックなコラムを書く例の人の佳菜子ちゃんに関するコラムはあながち間違ってはいないかも。
もちろん真央ちゃんやミキティーよりも佳菜子ちゃんの方にみんな夢中だのくだりは
「ふっ、またきたよ。真央ちゃん下げ攻撃」
って腹が立ったけど、スケートアメリカでは佳菜子ちゃんは確かにアメリカのフィギュアファンにちょっとした新風を起こしたかもしれません。
まだまだそよ風ぐらいだけど、これから佳菜子ちゃんがどういう風な選手に育つの楽しみにし、お気に入り選手の一人として加えられたのは間違いないと思います。
あっ、これはあくまで私の主観ですが。
でも今回の会場の雰囲気で好意的に迎えられた事は言えると思ってます。
さて男子シングル優勝を飾った高橋くんはなんと
オオトリでしたー!!!

えぇ、一番最後。
私てっきりアイスダンスのマリー.デビス&チャーリー.ホワイトペアが最後にくるとばかり思ってました。
だって自国の選手達だし、彼らもものすごい経歴じゃないですか。
オリンピック銀メダリストだし。この大会もぶっちぎりの優勝だったし。
でもラストを飾ったのは高橋くんでした。
いやー嬉しいね。
で、高橋くんが滑り始めて、私少し嫌な予感がしました。
すごーくシックな曲ではありませんか。
私、不勉強ながら今季の彼のエキシプロを見るのは、その時が初めて。
それまで結構盛り上がる観客受けするプログラムが続いていたので、あまりに高橋くんのプログラムがシックでハラハラしました。
が、すごーく良かったんです。
なんだか心が落ち着いていく感じで。
スケートアメリカという試合がきれいにすっと完結した感じで。
(あぁぁ!なんだかポエムチックであの人そっくりな感じになってる!?)
高橋くんは世界を魅了するほどのすばらしい選手なんだなぁと改めて実感。

彼の演技が終って後ろのご夫人が
I like it. Very nice.
と言っていました。
うん、すごく良かったです。
そして最後はスケーター紹介。
紹介されたあとリンク端で待機する選手達。
なんと私達のすぐ前が織田君でしたー!!!

触りたーい。いや、それをやってしまったらただの変態だ。
落ち着け、私。
みんなで一列になって挨拶をした後、ファンへのプレゼントタイム。
フリスビーのようなものを選手達が観曲席に向かって投げてくれます。
欲しー!!!!
と思って一生懸命手を伸ばしていたのに(声も出てたな、きっと)、全く私の方には飛んできませんでした。
はぁ......もらえるわけないよね。
と思っていたら、横で静かに座っていたお友達がTシャツをもらえたようです。

スポって手元に入ってきたんだって。
すごーい。無欲の勝利だー。
私のように欲のかたまりで願ってもダメなんですね。
反省、反省。
さて楽しかったスケートアメリカも終了。
みんなもすごく楽しんでくれたし、私も大満足で家に向かってポートランドを出発。
ポートランドを出たのが夜の7時過ぎ。
帰りの車の中では
「またこんな機会があればきたいね。今度は真央ちゃんが見たい!」
なんて言う話をしていました。
ポートランド郊外でガソリンを入れ、夕食をすませる事になりました。
と言っても日曜日の夜8時。
えぇ、街は人気がなく、暗ーい。
チェーン店のお店しかなく、でもせっかくなのでカナダにないお店に入ろうと少し車を走らせたら、なんだかあやしい黄色いお店。
メキシカンフードのお店のようです。
みんなは乗気って訳でもなかったのですが、何せ選択肢もないって言う事でそのお店に入ってみました。
店内には1組の熟年カップルが食べているだけで、がらーんとしてました。
メニューを見て衝撃!!!

『Asada Tacos』
えぇぇ!!!浅田タコス!?
気になるのでもちろん浅田タコス、いや違うAsada Tacosを注文。
興奮気味にメニューの写真を撮る私に熟年カップルくすくす笑ってました。
すっかりあやしい私。
なんでも「Asada」 ってビーフの事らしいです。
そして「Asao」はポークだとか。
へぇぇぇ。
私の事をくすくす笑っていた熟年カップルが話しかけてきます。
「Asada好きなの?」
私は心の中で『Asadaじゃなく浅田が大好きだー!!!』と思いつつ、
「日本語で人の名前でアサダってあるのよ。おもしろいなぁと思って」
と言うと、おばさん自分のプレートをさして
「これがAsadaよ。食べる?」
気持ちは嬉しいけど丁重にお断りさせてもらいました。
でもこんなところで、それもこんなたまたま入ったお店でAsadaに出会えるなんて。
運命だわ(なんでじゃい)
シアトルを過ぎたところから霧がすごくてゆっくり走ったせいかアボツフォードに戻ったのが明け方2時過ぎ。
でもそんなの全く気にならないぐらい楽しい旅でした。
一緒に楽しい旅をしてくれたお友達に感謝、そして気持ち良く送り出してくれたオットと子供達にも感謝です☆
長かったスケートアメリカ観戦記、ようやく完結。
えっ?真央ちゃんがらみの話って「Asada Tacos」のくだりかって?
うん、だってすごーく嬉しかったんだもの。最後にサプライズ。
さぁいよいよフランス杯。
真央ちゃん頑張れー!
(結局いつもオチはそこです。失礼しやしたー)
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