スケート観戦に行こう!
2010年 12月 08日
選手達も続々と現地入りしているようですね。
どんな演技が見られるのか楽しみですね。
今回グランプリファイナルに出場できる日本人選手は男子3人、女子3人。
なんと半分が日本選手。
すごいことじゃないですか。
それに世界女王の真央ちゃん含めて、今の日本人選手は本当にレベルが高い!
みんないつも一生懸命で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。
今日はだからこそ皆さんにスケート観戦にぜひ行ってもらいたいというお話。
ソルトレイクシティーのオリンピックの前後二人の天才が男子シングルを盛り上げていた時代がありました。
二人の名前はエフゲニー.プルシェンコ

そしてアレクセイ.ヤグディン

彼らは4回転ジャンプを飛び、素晴らしいステップで魅せて、そしてなんと言っても二人とも「俺が王者だ!」とのプライドをかけてのガチンコの闘いでした。
ぜひこの動画をご覧ください。
もともとアレクセイ.ヤグディンはミーチンコーチに師事していたのですが、ミーシンコーチは年下のエフゲニー.プルシェンコの才能を高く評価しヤグディンには冷淡な態度で接し、ヤグディンは十分な指導を受けられないと言う事で当時アメリカで活動していたタラソワコーチを頼ります。
タラソワコーチのもと、ヤグディンはさらに演技に磨きをかけ、いくつもの試練を乗り越え、ソルトレイクオリンピックではショート、フリーともに最高の演技で堂々の金メダルを手にします。
アレクセイヤグディン ソルトレイク フリー『仮面の男』
ソルトレイクではショートでのミス、フリーでもライバルにはおよばす銀メダルを手にしたプルシェンコ。
しかし彼はトリノオリンピックでは完璧な演技でぶっちぎりの勝利。
堂々の金メダルを手に入れます。
エフゲニー.プルシェンコ トリノ フリー『ゴッド.ファーザー』
相変わらすスコット.ハミルトンの解説気分が悪い。ふん。
そんな二人の天才が切磋琢磨した時代、ロシアでは彼らをめぐってそれはそれはフィギュアに熱中しました。
私はいまだに語り告げられるプルシェンコの『ニジンスキーに捧げる』のロシアナショナルの動画を見てはっとしました。
演技はもちろんすばらしい演技ですが、私が衝撃を受けたのが満員の客席。

こちら側も。

もちろんこっちも。

もう人の熱気で会場が包まれています。

それも3階席まで大満員!

すごいですよねぇ。
二人の天才を見るためにこれだけの人が集まった時代があったのです。
しかし今ロシアのフィギュア界は低迷が続いています。
2008年の男子フリーの会場。会場自体小さい上に席ががらがら。
花形の男子シングルでさえもこんなお寒い状態。

さらに2009年。これまた寒い。ぶるぶるぶる。

しかし2010年のナショナルでは天才プルシェンコが3シーズンぶりに復帰。
しかし会場は........。

それまでの年に比べるとましなものの、やはり空席が目だちます。
やはりあれだけの会場の上までいっぱいのお客さんで埋めつくし、会場を包み込むほどの熱気が生まれたのは天才二人が激しい闘いを繰り広げ、最高の演技に人々が魅せられたからでしょう。
今日本には素晴らしい選手がたくさんいます。
そしてこんな素晴らしい選手がそろっている時代は滅多にない貴重な時間かもしれません。
ですのでぜひ会場に足を運んで選手達の演技を自分の目で見てください。
動画だけでは伝わらない特別な雰囲気がそこには必ずあります。
スケート観戦に行きましょう!
今しか体験できない熱気に包まれましょう!
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