2月24日
2011年 02月 25日
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今日は2月24日。
一年前の今日、私は目を腫らしてとてもブルーな一日でした。
前日の夜、オリンピック女子フリーが行なわれて、真央ちゃんが涙の銀メダルを取りました。
ドキドキしながら、手を堅く握り祈りながらテレビで観戦した真央ちゃんのフリー。
冒頭のトリプルアクセルを飛び大興奮。
後半に入り思わずつぶやきました。
「次のジャンプが大事。すごく大事」
その瞬間フリップの着地でバランスを崩し、オーバーターン。
しかし根性で3連続にした真央ちゃん。
祈るような気持ちで見つめた次の瞬間、氷の溝に足をとられトーループが1回転に。
この時、真央ちゃんの金メダルの望みはなくなりました。
今の採点方法やこれほどまで真央ちゃんが追い込まれるような状況でなければ、最初のトリプルアクセル2つ決めた段階でガッツポーズ&後は勝利を確信しながら満面の笑みでジャンプを飛べば良いのです。
バランスを崩したフリップだって、足を取られたトーループだって、演技後に「てへへ」と笑って終れたのです。
.......でもバンクーバーオリンピックではそう言う雰囲気ではありませんでした。
そう言う戦いができたのは遠い昔の事だったのです。
新採点方法のバカヤロー!
ジャッジのくそヤロー!!!
と叫びたい気持ちでいっぱいでした。
でも真央ちゃんは、採点法やジャッジではなくて自分自身に腹を立てていました。
真央ちゃん、やっぱすごいよ。
今朝こんな動画を見つけました。
昨季の世界選手権での『鐘』、そして先週の四大陸選手権での『愛の夢』の動画です。
全く違う2つの演技を続けてご覧ください。
今期のプログラム『愛の夢』は真央ちゃんにぴったりなプログラムでしょう。
彼女の雰囲気に合った、またよく考えられたプログラムで『鐘』ほどハードでないのに、それ以上の評価を得られるプログラムです。
この『愛の夢』がオリンピックのフリーだったら。
カナダ人でジャッジにも受けの良いローリーのプログラムだったら、去年の今頃真央ちゃんは幸せな気分いっぱいだったかも......。
などと今さらの事を考えています。
でもきっとそんな事は最初から真央ちゃんも覚悟していた事でしょう。
昨シーズン最初から『鐘』に対する厳しい意見はたくさん聞かされていたでしょう。
プログラムを作った本人のタラソワさんからも「プログラムを変更してもいいのよ」とも聞かれながら、真央ちゃんは『鐘』にこだわりました。
でも、だからこそ、ここまで鬼気迫る演技ができたのではないでしょうか。
だからこそ今季の苦しい中、ここまで復調する事ができたのではないでしょうか。
私が真央ちゃんが好きだというのは理屈では言い表せないのです。
とにかく彼女の存在は私の心を大きく揺さぶるのです。
「なぜそこまで頑張れるんだろう、なぜそこまで強いんだろう」
浅田真央というスケーターは絶対に伝説になります。
10年後、20年後、いやずっと語り継がれるスケーターです。
そんな彼女をリアルタイムで応援でき、泣いたり笑ったりできる事の幸せを感じます。
四大陸選手権の後のインタビューでバンクーバーオリンピックの事を
「楽しい緊張感、悔しさなど、全てを含めて最も貴重な経験だった」
と語った真央ちゃん。
去年と今年の2月24日、真央ちゃんのフリー演技、銀メダル、涙のインタビュー、同じ事なのに全く違って見えてきます。
一年前の痛みはまだ自分の中にはあります。
真央ちゃんにはその痛みはもっと大きく、身体の中の深いところに残っているでしょう。
が、それも今後の真央ちゃんのスケーターとして成長していくための必要不可欠な要素なのかもしれません。
うん、きっともっとずっと強くて美しいスケータになっていってくれるでしょう。
真央ちゃんどこまですごくなるのか、すごくワクワクします。
2月24日、改めてそんな事を朝から考えています。
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