我が家の大きな決断〜土地探し編
2012年 08月 16日
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今日は我が家の大きな決断の話について語っちゃいます。
最近リノベーションに励んでいる我が家。
北米に長く住んでいる方ならピンときたのではないでしょうか。
そうなんです、今住んでいる家を売りにだそうかと考えています。
9年ほど前、まだ次女と末っ子が産まれる前、長女が6ヶ月の頃。
そろそろ家を持ちたいなぁという話をし始めました。
ここカナダでは家を持つと言う事は新築、中古に関わらず既に建っている家を買うのが一般的。
日本のように土地を探して、業者を捜して自分の家を建てるというのは、ここカナダでは既に家を持っていて、その家を元手に家を建てようかと言う人の話です。
そもそも家を自分達で建てるというのは少数派。
ましてや初めて持つ家を建てるなんて言うのはほとんど無い事だと思います。
私も最初は自分達の予算内で中古物件を買って、ガッツでローンを返済していき、その次、もしくはその次の家を自分達で建てられたらいいなぁとは思っていました。
しかしログビルダーのオットがいいました。
「お客さんの家をいつも建ててるのに、自分の家を建てられないなんて夢がない」
この一言で決まりました。「自分達で家を建てよう!」
しかしここからが大変でした。
まず銀行からお金が下りないのです。
というのもその時点での私達は貯金があるだけで、担保になる資産がない。
保証人という制度のないカナダでは、資産がない状態では家を建てるのためのお金が借りられないのです。
銀行の担当の方が言うには家を建てるにしても銀行が貸せるお金は建物にかかる資金のみで、土地代は自己資金で賄うのが一般的なんだとか。
私達のためていた貯金全額でも土地代全てを払えない状態。
しかし自分たちの家のプランを担当者に説明すると、担当者君、とても良い人で力を貸してくれて、なんとか土地代を含めての資金を貸し出すように上に掛け合ってくれました。
どこに土地を購入するかも結構大変でした。
予算の中で無謀にもエーカリッジ(1エーカー以上の土地)を希望していた私達。
当時私達がすんでいたアボツフォードでは予算内の土地は見つからず、ミッションの山奥まで見に行きました。
ミッションの山奥には予算内のエーカリッジの土地があったのですが、水道が引かれてないという難点がありました。
井戸を掘るにも水がすぐ出てくるのか分からないし、大きなリスクがあると言う事で断念。
たまたま立ち寄った不動産屋のリアルターに紹介してもらい、土地をチリワックまで見に来ました。
その土地はほんの少し予算を上回った値段でしたが、そこに来るまでの家々も立派な建物が多くなかなか良い感じ。
実はオットと土地を見て回っていた時に、この近くまできていたのですが、「絶対に自分達の予算では手に入らない土地だから」と引っ返してた事のあるエリアでした。
ただ難点と言えば崖の上に家が既に建っており、その家からばっちりと見下ろされる場所にしか家を建てられませんでした。
リアルターが
「そう言えば隣りの土地も売りにだされてるよ」
そこから歩いて隣りの土地を見に行ってみます。
森の中に既に整地されているドライブウェーが下に向かって続いており、森を抜けると不意に小さな原っぱほどの平らな土地が広がっていました。

「おぉぉぉぉ!ここだ!絶対にここだ!!!」
二人ともここを見た瞬間にピン!ときました。
その上、最初見た土地よりも2万ドルもお安い。
あぁやっぱりここだ!って感じですよ(爆)
土地を買ってからは基礎やセプティック(下水施設)をやってくれる業者を手配したり、市に必要書類を申請したり、友達に手伝ってもらって土地の木を伐採したり。

実際土地を整地を始めてから大問題が。
銀行から「そう言えば建築中の君たちのための保険が必要だから、必要書類を提出してよ」との事。
ん? 保険って何の話?
何でも建築中に誰かが怪我をしたり、何らかのトラブルがあった時のために保険に入るのが一般的なんだそうですが、全くそんな事知らなかった私達。
もちろん保険なんてかけているはずがありません(汗)
急いで保険屋に走ってみると衝撃の事実が。
シャベルで土地を掘り始める前と掘り始めた後では保険料が大違い。
数ヶ月の期間なのにものすごい保険料なのです。
困ったと思い、保険や片っ端ら走り回り、なんとか払えそうな保険を見つけてなんとかこの問題は解決。
しかしその後も雇った業者が詐欺まがいの事をしたりと、とにかく頭の痛い問題が続出。
なかなか進まない基礎工事に頭を悩ませます。


そんな中やはり私達の力になってくれたのが友人達。
基礎が上がった後からみんなが作業に加わってくれるようになると、あっという間に棟上げまで漕ぎ着ける事が出来ました。


土地を探し始めてから10ヶ月、土地を購入してから既に8ヶ月が経っていました。
我が家の骨組み。

柱や梁の加工もオットの同僚みんながたくさん手伝ってくれました。
私も長女を背中にしょって磨きの工程で助っ人に。
あまり役には立ってなかったけど(笑)、自分たちの家を造る作業に参加できて嬉しかったなぁ。
なんだか話しが長くなりそうなので、続きは明日と言う事で☆
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